1.準備編

dodaの転職フェアの特徴と評判【転職エージェント目線で解説】

仁井 貴志

こんにちは、仁井です。
普段は転職エージェントとして働いています。

dodaの転職フェアってどんな感じでやってるんだろう?
転職したいんだけど、フェアは積極的に使った方がいいのかな?
押しに弱い方だから、舞い上がって変な企業に入らないようにしたいな…。

こんなお悩みを解決する記事を作りました。
フェアは転職活動の選択肢のひとつですので、メリットやリスクを正しく把握しておきたいところですね。

記事の内容

転職フェアって何?について解説
転職フェアのメリットとリスクを解説
転職失敗を防ぐためのコツを解説

記事の信頼性


転職フェアに参加した求職者の声はもちろん、出展した企業から個別ご相談いただく機会もあります。

内情をご存知ない方も多いので、この記事で公開していきます。

読者さんへの前書きメッセージ

本記事は転職フェア未経験者、不慣れな方を想定して書いています。

先に結論をお伝えすると、転職フェアは機会があれば参加推奨です。しかし、フェアだけで転職活動を済ませるのはちょっと勿体無いかな〜という見解です。

記事を読み終えると、転職フェアの特徴と活動方針が決まります。転職準備の一環としてご参考ください。

それでは、さっそく見ていきましょう。

【前提】転職フェアとは?


転職フェアとは、複数の企業のPRを1日でまとめて聞ける場所です。

合同説明会ですので、フェアに参加=強制応募にはなりません。

  • doda主催
  • リクルート主催
  • マイナビ主催

このように、転職サイトを運営する企業の主催でフェアが開かれます。

dodaの運営会社について

dodaの運営会社はパーソルキャリア(株)です。業界2番手の大手総合転職サイト・エージェントですね。

同社の詳細は『dodaの転職エージェントとサイトの特徴【人材業界の現場目線】』に載せていますので、興味があればご覧ください。

doda転職フェアの日程は公式Twitterから確認できる

公式Twitterから、各地域の開催日程を確認できます。ご参考まで。

doda転職フェアは自分の希望に合った企業と出会いやすい【メリット】

dodaの転職フェアに参加すると、どんないいことがあるのかな?

2020年は『進撃の巨人』とのコラボで話題になったdoda転職フェア。

doda転職フェアはユニークなだけでなく、こんな特徴があります。

  1. 日本最大級の開催規模
  2. 若手・中堅向け
  3. 希望職種ごとの開催がある
  4. オンライン対応
  5. 出展企業の生の声が確認できる

それぞれ、解説していきますね。

①日本最大級の規模

dodaの転職フェアは1社につき平均84.2名が面談参加しています。

これは日本最大級の規模で、全国の都心部で複数日に渡って開催されています。

認知度の高い転職フェアになりますね。(引用:企業向けdoda転職フェア案内

②20〜40代向けの開催が中心

20~40代の若手・中堅の転職希望者が多く参加されます。

企業もこれに併せて出展しますので、新しい環境に身を置きたい方にはぴったりかもしれませんね。

③職種で分けられた開催

dodaの転職フェアは、全職種をまとめた大型開催と、「営業職」や「IT職」などに区分けした小型開催があります。

希望職種が既に決まっている方は、狙って参加することで素敵な出会いが増えますね。

④オンラインに対応

2020年以降は非対面での転職フェアが開催されるようになりました。

自宅から参加できるのでハッキリ言ってこれは見逃せない情報です。

電車賃すらかからないので、完全無料で手軽に企業の話を聞けて便利ですね。

⑤出展企業の生の声が確認できる

出展企業の人事・広報担当者がTwitterアカウントを持っている場合、関連ツイートを見かけることがあります。

会社の概要だけでなく、どんな雰囲気で運営されているのか確認できるので、実は要チェックだったりしますね。

来場者の声

「発見があった」「面接に進めた」「●●な企業が多かった」という好意的な意見が多いようでした。

補足:転職エージェント的考察

転職する気が全くない方は「求人を眺めて終わり」なので、オンラインでも転職フェアに参加される印象はありません。

フェアに参加=少なからず転職の意思がある群が集まっているので、満足度が高まりやすいようにも思えます。

ただ、日本最大規模・職種ごと・オンライン・コラボなどなど、熱心に運営されている様子が窺えますね。

転職フェアを使うリスク・デメリットについて【失敗談】

転職フェアって、いいことばかりなの?
落とし穴というか…注意しておくことはあるのかな?

dodaに限った話ではありませんが、転職フェアを利用する際に気を付けておいてほしいことがあります。

  1. 選択肢は多いようで少ない
  2. オファーで舞い上がって決め急ぐ
  3. 厳選採用の企業は来ない

それぞれ解説します。
リスクも踏まえて利用していきましょう。

①選択肢が多いようで少ない

フェアで出会える企業だけでは、与えられた選択肢は多いようで少ないです。

例えば東京の大型フェアでは3日間で約300社が出展します。しかし、当然全ての企業の話が聞けるわけではありません。1日頑張っても、せいぜい10社程度でしょう。

10社も話が聞けたら十分だよ!この中から決める!

こう思う方もいます。しかし、dodaの求人サイトであれば約9000社から希望条件に合わせて求人情報が確認できます。

dodaの転職エージェントであれば、希望に合わせて求人紹介してくれます(詳しくは後述)

何か事情があって転職活動を始めた筈です。

選択肢は10社よりも100社、1000社と多い方が後悔がないでしょう。

②オファーで舞い上がってしまう(決め急ぐ)

フェア内で「ぜひ面接へ!」と声を掛けられることも多く、これは喜ばしいことです。

知っておいて欲しいのは「面接に●人呼ぶ」が担当者の社内評価に繋がっている可能性です。

もちろん全員に声をかけることはありませんが、ノルマ的に集客を頑張ろうとしている企業担当者もいます。

「10月1日に2名入社させるためには、8月上旬までに10名と1次面接で会わなくてはいけません!」という感じで、人材会社から事前にレクチャーされていることもあります。

オファーを貰うと情が移りますが、「本当にこのまま入社を決めていいの?」という疑問は持っておきたいですね。

③厳選採用の企業は来ない

この2つの企業に対して、どんなイメージを持ちますか?

  1. 年間100名募集していて、今回の募集背景は「退職希望者が出て、支店のメンバーが足りなくなっているから」
  2. 3年後の上場に向けて新設部門を強化したくて、そのためのメンバーを1名だけ外部から採用したい

b社に就職したいと思ったとして、実はフェアにb社は中々現れません。

採用活動の費用対効果が見合わないので、転職エージェントなど別の手法を取りがちですね。

企業には複数の採用手法がある

転職フェアの参加企業が全て大量募集しているわけではありません。

しかし、目的に合わせて採用手法を適切に使い分けたり、併用しています。

転職フェアを使う企業側のメリットは「見込み者に1日で多く声掛けできる」ことです。しかし、厳選採用に向いている採用手法ではないということですね。

フェアは「転職方法のひとつ」と捉えよう

転職フェアにはメリットも多いので、機会があれば参加推奨です。思わぬ良縁があるかもしれません。

ただ、フェアの利用のみで転職活動を終わらせてしまうことは、上記の通りちょっと勿体無いかな〜と思います。

じゃあ、私は一体どうすれば…!

そんな不安を解消する工夫について、次で解説します。

【無料】フェアと併用すると捗る転職活動の成功テクニック


転職活動の失敗を防ぐためには、フェアと併せて転職エージェントの利用がオススメです。

私は転職エージェントですが、ポジショントークではありませんよ!
リスクヘッジが無料でできるので、率直にオススメします。

転職エージェントとは

dodaの転職エージェントでは、あなた専属のアドバイザーが担当につきます。

転職の市況や求人の紹介、面接対策など転職活動を進めるためのサポート全般が受けられるサービスです。

オススメ理由①フェアで会った企業の内情を無料で聞けるかも

フェアで会った企業って、当たり前ですがPRの場なのでよく見えますよね?

「この企業って実際…」みたいな話を第三者のプロから聞きたければ、dodaの転職エージェントの利用はオススメです。

評判、印象を聞くだけでも価値あり

企業を直接担当していない担当のため、詳しい話は難しいです。(離職率など)

ただ、「担当●●さんが知る限りの評判とか印象」であれば話してくれるエージェントもいます。

聞き方次第というやつですね。

オススメ理由②気になった企業に併せて、類似企業を紹介してもらえる

フェアの感想を担当エージェントに伝えると転職活動が捗ります。

  • 年収よりも勤務地や職種の優先度が高いことに気がついた!
  • 営業職はやっぱり向いてなさそうでした…。事務職中心で受けたいな。

こういった感想を伝えると、希望に応じて転職エージェントが紹介する求人を変えてくれます。

気になる企業と似た求人が届くだけでも利用価値アリかな〜と思います!

オススメ理由③dodaの転職エージェントは完全無料で使える

  1. 求人の紹介
  2. 面接日程の調整
  3. 面接対策
  4. 面接後の企業フォロー
  5. 企業、業界、職種の将来性
  6. 複数企業で採用オファーがかかった際の優先順位

こうしたサポートは、doda転職エージェントは全て無料で提供しています。充実しすぎですよね。

フェアの場合はエージェントのような第三者がサポートに入りませんので、あなたと企業が直接やり取りすることになります。

味方は一人でも多い方が、心強いのではないでしょうか。

フェアで出会いを増やし、視野を広げながら転職エージェントを頼る。

これが転職の常套手段ですので、ぜひご活用ください。dodaの公式サイトからまずは無料面談の申し込みができます。

登録は完全無料

doda公式サイトはこちら

参考リンク

dodaのエージェントサービスについて、もう少し詳しい話は『dodaの転職エージェントとサイトの特徴【人材業界の現場目線】』に載せています。

幅広い方におすすめのエージェントですので、興味があればご覧ください。

転職に関する記事は、ロードマップとしてまとめています。

応募や書類、面接など転職活動のステップごとにカテゴリーを分けています。

転職活動の完全ロードマップを「現役転職エージェント」が解説する

転職活動のお困りごとを全て解決する「転職活動ロードマップ」を作りました。現役の転職エージェントの知見をフル活用して、全ての記事を無料公開しています。転職の情報収集や対策にお役立てください。

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ひとりの転職エージェントの見解ですが、何かのお役に立てば嬉しいです!

読者さんが後悔のない社会生活を送れますよう、祈っております。

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Nii Takashi
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転職エージェント|マーケター
人材派遣▶︎人材紹介▶︎人材アウトソーシング・BPO|営業とマーケ、事業推進をしてきました|サウナとゲーム、心理学が好きです!
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