面接の自己紹介で話す内容【1分で十分です】


会社との面接が決まった。
「自己紹介してください」って言われたら、何話せばいいんだろう。
何秒くらい喋った方がいいのかな・・。
こんな悩みを解決できる記事を用意しました。
今回ご紹介する「自己紹介のコツ」を読めば、面接で緊張せず話しやすくなりますよ!

▷ 大手人材企業にて、社会人向けにキャリアコンサルを行っています(現役プロエージェント)
▷ 人材業界6年目、延べ3000名以上のキャリア相談を受付。
▷ 以前はブラックベンチャーで営業課長。月残業250時間で消耗経験もあり。
早速自己紹介で話す内容から説明するので、このまま読み進めてみてください!
面接の自己紹介で話す内容【1分で十分です】
面接の自己紹介で話す内容ですが、この情報があればOKです。
・名乗る
・どこで何をしていた
・挨拶
例)
・仁井貴志と申します。本日はお時間いただきありがとうございます。
・私は高校卒業後、ABC商事へ入社し、約5年間法人営業をしておりました。
・その後、DEFホールディングスへ転職し、今日まで約2年間、総務職と配送管理を経験いたしました。
・本日かなり緊張しており、お聞き苦しい点もあるかと思いますが、どうぞよろしくお願いいたします。
超シンプルで、1社のみ経験していれば40秒くらい話せば十分です。
3社以上経験していた場合は端折りながら、それでも1分前後話せば十分です。
簡潔過ぎて変に思われない?
発言時間が短いことで、言葉足らずとか不親切な印象を与えないかと不安に思われる方がいます。
事細かに自己PRまで話しまくり、自己紹介で5分近く使う人がいますが、普通にアウトです。
面接対策本などには「来歴を細かく!自己PRを混ぜて!」など書いてあるかもですが
面接対策を第一線で行い続けている筆者からすれば、「1分以上喋るのはかなりリスキー」ですね。
自己紹介に限らず「返答で1分以上喋らない方がいい」と思っておいた方が安全だったりします。
2. 評価が上がりづらいから
3. 自分の首を締めるから
以下に理由を解説するので、理解・納得できたら、取り入れてください!
理由1:伝わらないから
想像して欲しいのですが、初対面の人からいきなり2〜3分話され続けたら、どう感じますか?
こちらが質問したとしても、ちょっと聞き取りづらいのではないでしょうか。
人って、思っている以上に頭が良くありません。
声や性格を知っている友人ならまだしも、初対面の方から1分以上話されると処理が追いつかなくなってきます。
失礼のないよう、丁寧に全部話そうとしても
冗長になって相手が処理しづらかったりするんですよね。
理由2:評価が上がりづらいから
「話が長くて、一方的に話してくる人」って、そんなに仲良くしないのではありませんか?
「悪い人じゃないんだけど、ちょっとね…」みたいな。
人はワガママなもので、自分の質問に対して、いきなり120%の量が返ってきても満足しません。
イメージとしては「%」よりも「何回応えてくれたか」が重要です。
・面接官が後々質問する予定だったことも網羅して、5分間一方的に話した人
・面接官の質問余地を残して、1分以内で簡潔に概要を話した人
後者であれば、面接官は気になったところを掘り下げたり拡げていきます。すると、あなたは面接官の質問に何度か応答しますよね。
つまり、面接官と複数回ラリーして、100%の自己開示に至ります。その方が自然と印象が良くなります。
あなたは、あなたの要望に何回も応えてくれた相手の方が、好きになりませんか?
1回でまとめて話しすぎると、相手の質問余地を奪って、好印象になりづらいんですよね…。
理由3:自分の首を締めるから
面接は緊張しやすいです。
一度にたくさん答えようとすると、どうしても言葉がスラスラ出てきません。
また、途中で話の着地点を見失って、「あれ、私、何話してたっけ?」などとなったら最悪です。
たくさんの情報を漏れなく伝えようとする姿勢は、面接では全く要りません。
上述のように面接官の質問予定を奪うと、今度は難易度の高い質問を食らって、墓穴を掘りやすいですよ。
端的に応えていれば60分の面接はあっという間ですが
自分でベラベラ最初に話し過ぎてしまった後の50分は、地獄みたいに長く感じるはずです。
面接が不安とか、心配性の方とか、日頃から相手を気遣うような性格の方ほど、マジで端的に1分以内で回答した方がいいですよ。
自己紹介は、相手に質問のタネを与える時間。
今回は「自己紹介のコツ」について解説しました。
少しでもご参考頂けていれば幸いです。
自己紹介は、普段の生活では滅多にしませんよね。
話慣れていないことで、無理する必要はありません。
肩肘張らずに、端的にサッと伝えたらOKです。
本で言えば、目次ページだけ読んでもらうイメージですね!
余談ですが、「本当に緊張して、いつも面接がうまくいかない」という方がいます。
対策としては、緊張しない方法より、緊張してもなんとかなる方法が良いのではないでしょうか?
差し当たって、自己紹介の時に、緊張していることを打ち明ける。
こうすると、面接官は「この人は話が下手なのではなく、緊張しているのだな」と認識します。
一般に、弱っている相手を殴る人って、悪い人ですよね?
緊張していることを伝えれば、面接官も意図的にアイスブレイクしてくれたり、じっくり話を聴いていただける確率が上がります。
ぜひ、この戦法も使ってみてくださいね♪
参考情報
キャリアリティでは、転職に関する記事をロードマップにまとめています。
転職活動のステップごとにカテゴリーを分けているので、何かのお役に立てば嬉しいです。

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