3.面接編

【意外と大切】面接でのマナー7選【ライバルと差をつけよう】

仁井 貴志

こんにちは、仁井貴志です。
普段は転職エージェントとして働いています。

慣れない転職や就活では、発言の内容の前に、マナーが大切です。

悩める人
悩める人

・選考を受ける中で、何に気をつけたらいいの?
・ライバルと差をつける対応って何かある?

今回は、こんな疑問を解決できる記事を用意しました。
マナーを知らなかったために、意図せず面接官の評価が下がるような事態には陥りたくないですよね…!

 

この記事を読んで分かること

  • 選考を進める上で押さえておきたいマナーが分かる
  • ワンランク上の印象を持たれるためのコツも併せて分かる

3分くらいでサクッと読めますので、このまま読み進めて頂ければ嬉しいです。

仁井 貴志
仁井 貴志

▷ 大手人材企業にて、社会人向けにキャリアコンサルを行っています(現役プロエージェント)
▷ 人材業界6年目、延べ3000名以上のキャリア相談を受付。
▷ 以前はブラックベンチャーで営業課長。月残業250時間で消耗経験もあり。

 

【意外と大切】面接でのマナー7選

選考を進める上で押さえておきたいマナーですが、こちらの7つになります。

1.メールの心がけ「12時間以内レス」
2.顔を合わせる時は「10分前スタンバイ」
3.身だしなみは「尖るな危険」
4.挨拶は「受付から勝負が始まっている」
5.web面接ツールは「本名(+読み仮名あり)」で登録
6.令和でも「メモ帳とペン」は絶対持参
7.「企業への質問」は絶対用意する

それぞれについて、解説していきますね!特に「え、そうなん?」と思った項目は要チェックですね。

 

マナーその1:メールの心がけ「12時間以内レス」

求人へ応募した後は、面接の日程調整をメールで行います。企業へのメール返信は、基本的に「12時間以内レス(返信)」を心がけましょう。

人気の企業であるほど、他の選考ライバルからドカドカ連絡が入っています。人事が必死で捌いても、1日のうち3時間はメール対応に追われることもありますね。
12時間以上空けてメールを返すと、企業担当者が実際対応するまでに2営業日以上空く可能性が高まります。これ即ち、ライバルで採用が決まってしまうリスクが増大すると思ってください。

理想は3時間以内レスですが、予定が入っていると即レスも難しいと思うので、せめて半日以内では返すつもりでメールボックスをマメにチェックしていきましょう!

面接の日程調整については、こちらの記事もご参考ください。

参考:面接日程のメールが届いたらやること&注意点【効率よく、でも誠実に】

 説明補足
レスポンスの速度=志望意欲だと捉える企業も少なくありません。
あなたも暇ではないと思いますが、内定を勝ち取るためにスピード勝負だと思っておいた方が、損せずに済むかも! 

マナーその2:顔を合わせる時は「10分前スタンバイ」

セミナーや面接(web面接含む)では、「こちらのスタンバイが早過ぎても遅過ぎても迷惑」だったりします。この良い塩梅が「10分前」だと思っておいてください。

あくまで目安ですが、どういうことか説明します。

 20分前スタンバイ
面接官の前の予定が終わっていないことがザラにある。
受付の人が上手く取り次げないことがある。要領が悪い人だと思われる可能性がある。相手の都合を考えない人だと思われる可能性がある。待合席を圧迫する可能性がある。 
 5分前スタンバイ
会社(受付)の所在が分からず、もたついて面接開始時刻ギリになる可能性が高い。
企業側の取り次ぎ方法+面接官の移動時間によっては、面接開始時刻を過ぎて面接スタートとなる可能性も高まる。(こちらは遅刻していない認識なのに、企業からはちょっと印象ダウンとなる)

対面での面接であれば、「企業のオフィス前に、面接開始15分前に到着」→「受付前に、10分前到着」のイメージがGOODです!(web面接であれば、「面接開始10分前に、面接部屋へ入室」のイメージ)

マナーその3:身だしなみは「尖るな危険」

つまらない話ですが、面接は基本的に「ダサくても清潔・清楚さを重視」です。

男女共通版のチェック項目はこちら。

✔︎ ジャケットは黒・紺・ダークグレー安定。オシャレとかハイブランドで選んだだけで「あ、無理。」と思われたりするので注意。
✔︎ シャツは白・薄いブルー・薄いピンク安定。無地シャツは「他の会社に染まっていない人」という暗示にもなるので◎。
✔︎ ジャケットのボタンは室内では外そう。外では一つだけ留めておこう。
✔︎ コートはオフィス入り口で脱ごう。肌に触れている面を外側にして二つ折りが常識だ。(ホコリ・汚れを会社に持ち込まないアピール)
✔︎ 「私服OK」という案内でも、絶対に「オフィスカジュアル」でggって準備しよう。
✔︎ 絶対に口臭対策をしておこう。出先でもコンビニで「コンクール」買えば確実だ。

女性版のチェック項目はこちら。

✔︎ ネイルはやはり控えたほうがいい。無色のトップコートだけ塗っておこう。
✔︎ カラコン・マスカラは嫌われがち。目元に拘るならまつエク・まつパ・美容液でナチュラルにどうにかしよう。
✔︎ リップは肌色にもよるが、人事15人に聞いたらローズ系<コーラル系のが印象◎だったぞ。慣れてない人は歯紅注意だ。
✔︎ ファンデやコンシーラーはOKだが、厚塗りはフレッシュさを損なうのでほどほどに。
✔︎ つまらないが、やはり髪は一つ結び安定だ。耳の高さと同じ位置で結ぶと、「フレッシュ+知的」な印象を与えられるぞ。
✔︎ アホ毛・後毛はだらしないので、ヘアジュレ・ワックスなどで対策しよう。

※厳密には業種によって変わるので、念のため業種ごとの推奨メイクも調べてみて!

ちなみにスタイリング剤については、女性顧客数名に聞いたところ、このどちらかが安い割に使いやすいようでした。

 

男性版のチェック項目はこちら。

✔︎ 前髪が目にかかるだけで、未だにNGな面接官はゴロゴロいる。
✔︎ ワックスベタベタはダサい。ジェルでガチガチに固めるのも構え過ぎ。マット系ワックスをほどほどにつけるのが年並みで良い。
✔︎ 染髪も未だに許されない。地位と年収を手に入れたいなら面接は大人しく。
✔︎ ネクタイはワインレッドかネイビー安定だ。柄が派手なものはNG。
✔︎ 爪を切らないのは不潔。女性面接官が結構厳しいぞ。
✔︎ 眉毛ボーボーは野暮ったい。どう整えれば良いか分からなければ美容室・床屋へGO。

雨の日もあるので、ワックスは湿気に強いものを選びたいですね。

  

 

身だしなみに関連して、「証明写真どうしよう」というご相談をいただくことも多いため、これから写真を撮る方はこちらの記事もご参考ください♪

参考:履歴書の証明写真、転職なら意外と雑でもOK。【でも提出は必要】

マナーその4:挨拶は「受付から勝負が始まっている」

たまに、面接官が「受付に、あなたの印象を聞いて、採用可否の参考にする」ということがあります。
受付の方に話しかける際は、こちらを意識しましょう。

・どこから来た誰なのか
・何時に、誰と約束があって、何のために来たのか
・目を見て話す
・話終わったらサイレントで「い」という口の形にする

例)
●●大学から参りました、●●と申します。
本日●●時に●●様とのお約束があり、面接のために参りました。

※中途の場合は、「お世話になります、●●と申します」から話し始めてOK

マナーその5:web面接ツールは「本名(+読み仮名あり)」で登録

ZOOMやhangouts、Skypeなどは「個人名+読み仮名」で登録しておきましょう。
意外と見落としがちですが、プライベートでも使っているとテキトーな登録名になっていることがあります。ハンドルネームとか下の名前だけの登録にして臨んでしまうと最悪ですね…。

 説明補足
読み仮名を付けておくと、面接官に自分の名前を刷り込みやすいので、実は印象UPにも繋がりますよ。 

マナーその6:令和でも「メモ帳とペン」は絶対持参

これは姿勢の問題です。例えメモしなくとも、志望意欲が高い姿勢(ポーズ)を取るために有効なので、持参しましょう。
仮に、予想だにせずメモ帳とペンが必要になった時、持っていなかったら最悪ですね。
たとえ選考案内に書かれていなくても、メモ帳とペンは常に持ち込むつもりでいた方が安全です。

マナーその7:「企業への質問」は絶対用意する

面接では最後に「当社に何か質問はありますか?」という質問が飛んできます。ここで質問できなかったり、焦って意味不明な質問をすると、それまでの受け答えが◎でも落選になったりします。
何か質問ありますか?という「選考内容」だと思った方がいいですね。

具体的に何を質問すべきかについては、ぜひこちらの記事をご参考ください。

参考:面接の逆質問の例【作り方のコツは、シンプルな自問自答】

気になる人
気になる人

色々と気をつけなきゃ行けないことがあるんだな…!
いきなり徹底はできないかもしれないし、面接がない日もちょとずつ意識して生活した方がいいかも。
ちなみに、もうちょっとレベルの高いマナー・テクニックはあるのかな?

 

【ワンランクUP】ライバルと差をつける面接マナー・テクニック

基礎的なマナーは上段で解説しました。ここからは、ワンランク上を目指すためのポイントアドバイスになります。
余裕がある方は、こちらも試してみてくださいね!

・面接官の名前を確認して、10分に1回相手の名前を口にする。
・「全然です、そんなことないです」と言わず、「恐れ入ります、ありがとうございます」と口にする。
・よく分からない質問については「不勉強で恐縮なのですが」と頭につけてから話す
・話を聞くときは5秒に1回の目安で頷く(非言語コミュニケーション)
・話すときは身振り手振りを加える(特にweb面接)
・お礼メールの内容は簡単でOK。でも「面接で得られた気づき」を添える。

対人心理学も応用したアプローチです。(筆者、こちら専攻していました)
理由が気になる方は、TwitterInstagramのDMなどからご連絡くださいませ。

注意ですが、上記が絶対いつでも効果がある!という訳ではありません。
「これが出来る相手かな?そういう雰囲気かな?」という”その場感”も気にしながら、ぜひ試してみてくださいね♪

 

面接マナーを習得して、内定を勝ち取ろう!

今回は、「面接でのマナー」について解説しました。
知らないと損をする内容を多く混ぜたつもりですので、ぜひ面接前日・当日にもこちらのページを確認して、失敗しないようおさらいしてみてください!

面接マナーを習得して、内定を勝ち取りましょう!!
自己投資としては書籍もオススメなので、ご参考までに。

  

 

また、面接の評価+入社後の評価を上げたい場合は、コミュニケーション理論を体系的に学べるスクールがオススメです。
例えばこちらのコミュトレだと、毎月100名限定で「無料カウンセリング」をしてくれるようです。面接が自信満々という方も少ないですし、無料で面接力がUPするなら参加する価値はありそうですね。

コミュトレ

参考情報

キャリアリティでは、転職に関する記事をロードマップにまとめています。

転職活動のステップごとにカテゴリーを分けているので、何かのお役に立てば嬉しいです。

転職活動の完全ロードマップを「現役転職エージェント」が解説する

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読者さんが後悔のない社会生活を送れますよう、祈っております。

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Nii Takashi
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転職エージェント|マーケター
人材派遣▶︎人材紹介▶︎人材アウトソーシング・BPO|営業とマーケ、事業推進をしてきました|サウナとゲーム、心理学が好きです!
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