サウナのメリットは健康増進。生産性UP,メンタル安定にも効きます

こんにちは、仁井です。
サウナブームが到来しつつあり、なんとなく流行を耳にした人もいるのではないでしょうか。

サウナって、なんであんなに暑い所にわざわざ行くの?
サウナって何分くらい入ってたらいいの?
以上の疑問を解決できる記事を用意しました。
サウナのことをよく知らない方や、サウナ初心者向けに書いています。
なぜ書いたかというと、結論「ビジネスにおいても、私生活においても、サウナは最強の便利コンテンツだ」と思うためです。
今回ご紹介する「サウナのメリット&入り方」を読めば、初心者でもサウナを楽しむコツやメリットがサクッと分かりますよ!

▷ 都内在住のサウナー。塩サウナや外気浴が好き(Instagram @nii_sauna)
▷ 週2〜4回ほど、サウナに足繁く通っています。
▷ 普段は大手人材企業にて、社会人向けにキャリアコンサルを行っています。
まずはサウナに入るメリットから説明するので、このまま読み進めてみてください!
サウナのメリットは健康増進。生産性UP,メンタル安定にも効きます
サウナに入るメリットには、ざっくりこんなものがあります。
・冷え性が軽減する
・寝つきが良くなる
・ご飯が美味しく感じる
・痩せる、顔のむくみが取れる
・汗が無臭になる
・肌がすべすべになる
・メンタルが安定する
上記は筆者が実際にサウナを利用するようになって体感した内容です。
まとめると「心身の健康や美容」に超ヒットする感じですね。
空前のサウナブームが到来中
日本サウナ総研という研究機関があるのですが
2020年3月時点で、月に1回以上サウナを利用する方は推計651万人に上るとのこと。(参考記事)
また、温冷浴(詳しくは後述)の認知度も、年々上昇している模様。

元々、筆者はアンチサウナだった
元々、筆者はサウナ(というか温泉全般)を毛嫌いしていました。
・風呂なんか家で入れるじゃん
・あんな熱い部屋に篭る意味が分からない
・水風呂に入るやつは頭がおかしいのでは?
・「裸の付き合い」みたいなの気持ち悪い…
・おっさん、お爺さんが行くとこでしょ?
…などなど、挙げたらキリないほど、「サウナに行かない理由」がありました。
ただ、上司に連れられて初めてサウナに行くことになり
行ってみた後は、「なんでもっと早く行かなかったんだろう」と反省・感動しました。
なぜかって、1000円前後+1時間前後をコストとした対価が
下記のリターンであることって、どう考えてもコスパ良いから。
・冷え性が軽減する
・寝つきが良くなる
・ご飯が美味しく感じる
・痩せる、顔のむくみが取れる
・汗が無臭になる
・肌がすべすべになる
・メンタルが安定する
メディア、芸能界にも浸透しつつあるサウナ
TVドラマ
2019年には、サウナを題材にしたTVドラマが
ネプチューンの原田泰造さんが主演で放送されました。(サ道公式HP)
https://www.youtube.com/watch?v=VTHOGcxTG4c
新聞掲載
上述のTVドラマ「サ道」効果もあり、
産経新聞ではサウナの特集記事が。
施設だけでなく、キャンプなどでもサウナを楽しむ人がいることに触れられていますね。
モデルの利用者も
デトックス・美容効果が高く期待できることから
モデルなど人前に出る仕事をされている方がサウナを積極利用するシーンもチラホラ。
経営者はサウナ利用必須?
サウナの関連書籍も近年多く出版されています。
「なぜ、一流の経営者はサウナに行くのか?」という衝撃的なタイトルも売れ筋です。
実際、私も読みましたが、「経営者はもちろん、社会人なら全員行くメリットがあるよね」と再確認。

色んな人がサウナを好んで利用しているみたいだな。
でも、なんで健康や美容にいいの?
サウナの正しい入り方【サウナ→水風呂→休憩×3】
サウナに入るメリットとして、実際に筆者が体感した効果はこちら。
・冷え性が軽減する
・寝つきが良くなる
・ご飯が美味しく感じる
・痩せる、顔のむくみが取れる
・汗が無臭になる
・肌がすべすべになる
・メンタルが安定する
なぜ上記のような効果が得られたかというと
ざっくり言えば「正しい入り方をしたことで、血流が良くなり、自律神経が整ったから」。
サウナーになる前は「なんであんな暑い部屋に」と思っていたものの
暑いことには理由があったんです。
サウナの正しい入り方
サウナ愛好家のことを、「サウナー」と呼びます。
サウナーにとっての「サウナに入る」とは、下記一連の流れを指しています。
2. 湯船に浸かる(温める)
3. 身体の水滴を拭いて、サウナ室に入る
4. 湯または水を被り、水風呂に入る
5. 身体の水滴を拭いて、休憩椅子に座る
6. 上記3〜4を、あと2回ほど繰り返す
※この手順で、大体1時間くらい。
つまり、サウナ室に入る=サウナではなく、
「サウナ→水風呂→休憩」で1セットと数えている訳です。
詳細は以下の記事にまとめていますので、サウナの正しい入り方の予習や復習でぜひご覧ください!
サウナによって、体内に起こる変化
上記のようにサウナを利用すると、血管の収縮によって血流が良くなります。
・水風呂に入る(血管が締まる)
・休憩椅子に座る(血管が元の広さに戻る)
この、「締まってから、元に戻る」という時に、血の巡りが一気に良くなるわけです。
ストレス、季節、ホルモンバランス、デスクワークなどによって血の巡りは悪くなりがちですが、サウナ効果によって正しい循環になるんですね。
サウナ室は当然暑いため、心拍数も「数十分運動した時並み」に上がります。
このため、心肺機能の向上や、自律神経が安定する効果も得られます。
上記のことから、冷え性改善、快眠、痩身、味覚鋭敏などが起こるわけです。
サウナと日常生活では、「かく汗の種類」が違う
「デトックス」という言葉がありますが、あれは「体内から老廃物を出す作業」を指しています。
デトックスは、体内の「アポクリン腺」から出る汗でなければ正しく行われません。
そして、日常生活ではアポクリン腺ではなく「エクリン腺」という別の場所から汗をかいているんです。
アポクリン腺から汗をかくためには、時間をかけて身体を温める必要があります。
半身浴や岩盤浴にデトックス効果があるのは、このためですね。
当然ながら、サウナに入ることでもアポクリン腺から汗をかきます。
第一セットでは、ドロドロした汗をかくでしょう。(アポクリン腺から汗をかいている証拠)
これが次第に、第三セットあたりではサラサラした汗になってきます。(老廃物が出切った証拠)
サウナのデトックス効果によって、顔痩せや美肌にも期待ができるわけですね。
ちなみにアポクリン腺は1度機能すると、24時間くらい活動を休止します。
臭いのある汗がこちらなので、例えば夜にサウナに入れば、翌日は汗臭さを感じづらくなるかもです。
心疾患の予防にも
こちらは筆者が効果を体感している訳ではありませんが
海外では15年以上もかけてサウナの効果測定を行い、学術論文にまとめられていたりします。
1.サウナを継続利用すると、脳卒中の発生リスクが低下(参考記事)
こちらは約15年も被験者を観測し続けています。
週4回以上サウナを利用する方は、脳卒中のハザードが6割減になったようです。2.心血管疾患の全てにおいて、サウナの利用が発生リスクを低減させる(参考記事)
こちらは20年も被験者を観測し続けています。
心臓突然死、冠動脈疾患死、心血管疾患死の発生リスクがいずれもサウナ週4回以上利用者は低かったようです。
全死亡のリスクで約4割減とのことで、驚異的ですね。3.高血圧症のリスクも低減させる(参考記事)
こちらはなんと24年も被験者を観測し続けています。
サウナを週4以上利用すると、高血圧症の発生リスクが約2.5割減るようです。
流石に毎週4回以上のサウナ利用はできないかな〜と思っていますが
血行が良くなることで、生活習慣病が色々予防できるなら、週1でも利用し続けたい所です。
ちなみに筆者個人としては、末端冷え症で夜眠れなかった悩みが改善されたことが何より助かりました。
あと、年々太っていたのですが、サウナ利用してから半年で、体重が自然に5kgほど落ちてラッキーでした。笑
サウナに入る時の注意点
サウナ利用におけるモラル・マナーを記載します。
知らず周囲へ迷惑をかけてしまうのはイヤですからね。
・サウナ前後では水分を補給する(合計500ml以上)
・まず初めに身体を洗う(そのまま湯船に浸からない)
・サウナ室に入る前は身体の水滴を拭く
・サウナ室で足を広げたり、寝転ばない
・水風呂に入る前は湯or水を被る(桶が置いてある)
・休憩中の方に湯や水がかからないよう配慮する
・休憩椅子が数少なければ、長居しすぎず適宜譲り合う
基本は「みんなで利用するので、綺麗にしよう!」という意識です。
ちなみに、休憩椅子に座る前は自分の身体についた水滴を拭いておくと、ととのい効果UPします。
お気に入りのサウナを見つける方法
Google MAPか、サウナイキタイがオススメです。
サウナイキタイというサウナーのためのサイトがあるのですが
ここでは色んな条件でサウナ施設が検索できます。
筆者は「サウナ80度以上、水風呂19度以下、椅子orベンチあり」でよく検索します。
そうしてヒットしたサウナは、Google MAPで位置情報を把握して、いざ出陣という感じです。
Instagramで施設の公式アカウントがあれば、そちらの情報を参考にすることもありますね。
ちゃんとPRしている施設は、「今日の日替わりの湯はこちら!」とか紹介されているんですよ〜。
ぜひ、あなたのお気に入りのサウナ施設を見つけてみてください。
サウナは競う場ではない。自分と対話する場である
今回は「サウナのメリット、入り方」について解説しました。
施設にもよりますが、都内のサウナの利用料金は90分で1000円前後が相場です。
銭湯なら、温泉を楽しみながら利用ができます。スパ施設なら、併設されたレストランやリラクゼーションも満喫できるでしょう。
最後に、筆者は実はHSP(繊細な気質)なのですが
利用当初はサウナ室に他の方が何分入るのかとか、自分の身体を見られるのが恥ずかしいなとか、色々考えてしまっていました。
今でもうるさい人やマナーの悪い人に気が散ってしまうことはあるのですが
利用を続けてみて、「他人の目は気にせず、自分を見つめる時間にできるな」と今では思っています。
携帯電話を触らないので「デジタルデトックスにもなる」と言われるサウナですが
サウナ室に篭っている時、水風呂で締まっている時、休憩椅子でととのっている時、ふとした瞬間で色々腑に落ちることがあるんです。
「ああ、今日の自分はなんだか余裕がなかったかもな」
「あの仕事って、こうしたら解決できるかもな」
「今、自分は理想の自分に近づけているかな?」
大抵、自分の焦りや不安に気づいて、「なんだ、ゆっくりこれだけやればいいじゃん」と気づくのです。
これは筆者が仕事人間だからかもしれませんが、だからこそビジネスマンにはオススメしたいし
学生の方、家庭ある方にもぜひ試していただきたいセルフコントロール手法がサウナです。
この記事があなたのサウナ利用のために、少しでもご参考いただければ幸いです。